タイで洪水被害拡大 遺跡保護の塀も越水の危機[2021/10/09 13:50]

 先月から大雨が続き、各地で洪水が発生しているタイで、これまでに9人が死亡したほか、浸水した建物がおよそ30万軒に上るなど被害が拡大しています。

 魚を取るために仕掛けた網を回収する人や、ボートを漕ぐ人の姿もみられる場所は川ではなく、浸水した住宅街の一角です。

 タイでは、雨の多い季節「モンスーン」の影響で先月から断続的に大雨が続き、広い範囲で洪水が発生しました。

 これまでに9人が死亡し、およそ30万軒の建物が浸水しています。

 さらに、洪水被害を受けているアユタヤ県では、遺跡を保護するためおよそ3メートルの高さの塀が並べられていますが、今にも越えそうなほど川の水位は上がっていました。

 こうしたなか、中部のサラブリー県で8日、ボランティアらが手作りの食事およそ2500人分や薬などの支援物資を水没した住宅に残っている人たちへボートから届けました。

 タイでは2011年にも800人以上が死亡する大規模な洪水が起きていて、住民からは、その時に次ぐひどさだという声が上がっています。

 被災した住民:「(Q.今回の状況は2011年の時と似ている?)似ています。ただ、今年は突然、立ち上がったかのように洪水が早く来た。このボートは2011年の時に購入した」「(Q.2011年の時、洪水で購入?)はい。今まで使うことはなかった。10年ぶりだ」

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