習主席 台湾問題で米をけん制し“祖国統一”に意欲[2021/10/09 15:23]

 中国で、清朝が倒された辛亥革命から110周年を記念する大会が開かれ、習近平国家主席は「祖国の完全統一を必ず実現する」と強い決意を表明しました。

 北京の人民大会堂で9日、習主席ら指導部が出席して辛亥革命110周年を記念する大会が行われました。

 辛亥革命は1911年に孫文が主導したもので、清朝を倒し、その後、中華民国が建国されました。

 習主席は、談話を発表し「辛亥革命は、民族復興には人民を導く強い力が必要だと示した」と述べたうえで、「その力こそ中国共産党で中国共産党がなければ民族の復興もない」と強調しました。

 台湾との問題に関しては「祖国の分裂を図るものは必ず歴史の審判を受ける。台湾問題は中国の内政でいかなる干渉も許されない」とアメリカを牽制(けんせい)し、「祖国の完全統一の歴史的任務を必ず実現する」と統一に意欲をみせました。

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