4年前、世界最年少で首相に就任したオーストリアのクルツ首相が世論調査をめぐる不正疑惑を受けて、辞意を表明しました。
クルツ首相は2016年から2018年に、自身に有利になるように改ざんされた世論調査の結果をメディアに掲載させた見返りに、報道機関側に公金から謝礼を支払った疑いが持たれています。
検察当局の捜査に対してクルツ首相は容疑を否認していますが、9日に発表した声明で、「混乱を避けるため」として辞任する意向を示しました。
クルツ首相は2017年に世界最年少の31歳で首相に就任しました。
2019年に内閣不信任案が可決されて辞任しましたが、去年から再び政権を率いています。
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