中国で炭鉱60カ所が操業停止 電力不足に懸念[2021/10/12 15:24]

 電力不足が指摘されている中国で、大雨の影響で炭鉱60カ所が操業を停止しました。これを受けて石炭の先物価格が高騰し、最高値を更新しています。

 中国メディアによりますと、山西省では10月に入って大雨が降り続き、これまでに15人が死亡しました。

 175万人が被災して、1万7000戸余りに倒壊などの被害が出ているということです。

 また、60カ所の炭鉱が浸水などで操業中止となり、石炭生産がストップしています。

 この影響で、11日の中国の石炭先物価格は11%上昇し、1トンあたり1500元、日本円でおよそ2万300円と最高値を更新しました。

 中国は電力の7割を火力発電に頼っているとされています。

 しかし、東北部などでは停電が相次ぎ、電力不足への懸念の声がさらに高まっています。

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