ワクチン接種完了「8カ月後も重症化防ぐ」 米研究[2021/10/16 12:04]

 アメリカで承認されている新型コロナワクチンについて、接種完了から8カ月後も重症化を防ぐ有効性が確認されたとする研究が発表されました。

 アメリカの医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に15日に掲載された研究結果によりますと、ファイザーとモデルナ、それにジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン接種を完了し8カ月が経過した人の血液から安定したレベルの中和抗体が検出されました。

 また、免疫に関わるT細胞の反応も継続していて、重症化を防ぐ有効性が確認されたということです。

 「ブースター」と呼ばれる追加接種は、その必要性について専門家の間でも見解が分かれていて、当局は現時点でファイザー製ワクチンのみ2度の接種から半年以上が経過した高齢者などに対象を絞って承認しています。

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