中国 家庭での「党と国を愛する」しつけを法制化へ[2021/10/20 15:56]
中国の国会にあたる全国人民代表大会が家庭において「党や国、社会主義を愛するようなしつけ」を求める法制度の審議に入りました。
全国人民代表大会の常務委員会は19日から始まった会議で、家庭でのしつけに関する保護者への要求などをまとめた「家庭教育促進法案」の審議を行っています。
法案では未成年の保護者が「家庭での教育に責任を負う」としたうえで、健康な生活習慣や道徳などを家庭で学ぶ必要があると定めています。
そのうえで保護者に対し、家庭において「党や国、社会主義を愛し、国家の統一や民族の団結を守る意識を育むしつけ」を行うよう求めています。
中国政府は7月に営利目的の塾を禁止し、宿題の量を制限するなど教育に関する規制を相次ぎ発表しています。