米の次期駐中国大使 台湾への脅し「不当だ」と訴え[2021/10/21 08:28]

 アメリカの次期駐中国大使に指名されているニコラス・バーンズ氏は、議会上院の公聴会で中国による台湾への圧力について「不当であり、止めなければならない」と訴えました。

 バイデン大統領が次期駐中国大使に指名したバーンズ元国務次官は20日、出席した上院の外交委員会の公聴会で気候変動や核不拡散などアメリカの利益に繋がる分野では「中国と協力していく」と所信を表明しました。

 一方で、台湾を巡っては「中国政府の脅しは不当であり、止めなければならない」と訴えました。

 アメリカの歴代政権が踏襲してきた、「一つの中国」政策の支持は正しいと述べ、「紛争の平和的解決を支持し、地域の安定を損なう一方的な行動に反対する」と強調しました。

 さらに、中国について「並外れた強さを持つ国だが、同時に人口的にも経済的にも政治的にも大きな弱点と課題を抱えている」と評価し、「アメリカの強さに自信を持つべきだ」と呼び掛けました。

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