中国外務省 EU議会の台湾報告書に反発[2021/10/21 21:35]

 EU(ヨーロッパ連合)の議会が台湾との関係を強化する報告書を可決したことについて、中国外務省は「中国の主権と領土を損う言動だ」と強く反発しました。

 ヨーロッパ議会は21日、「台湾はヨーロッパの重要なパートナーであり、民主主義の同盟だ」などと定めた報告書を賛成多数で可決しました。

 報告書では「中国軍の台湾に対する圧力に深い懸念を示す」としています。

 これに対して中国外務省は、21日の会見で「一つの中国の原則は中国とEU関係の政治的土台である」と述べ、報告書の可決は「EUが中国と公式に行った約束に著しく違反している」と批判しました。

 また「中国の主権と領土を損なう言動を直ちにやめ、挑発と対抗をやめなければならない」と強く反発しています。

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