中国が米の次期大使に反発「台湾は中国の一部だ」[2021/10/22 07:08]

 アメリカの次期駐中国大使が台湾問題について「中国の脅しは不当だ」と批判したことに対し、中国外務省は「台湾は中国の一部だ」などと反発しました。

 バイデン大統領が次期駐中国大使に指名したバーンズ元国務次官は上院の公聴会で台湾を巡り、「中国政府の脅しは不当で止めなければならない」と述べました。

 また、新疆ウイグル自治区や香港、チベットを巡る問題などでも懸念を示しました。

 これに対し、中国外務省は21日の会見で「台湾は中国の切り離すことのできない一部だ」と反発しました。

 さらに、バーンズ氏の発言を「冷戦的な思考に満ち事実に合致しない」とし、反対する姿勢を強調しました。

 一方で、「中国の発展と米中関係を理性的に捉え建設的な役割を果たすよう促す」とも呼び掛けています。

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