中国外相が「ボイコット論」に警戒感 北京五輪前に[2021/10/30 23:24]

 中国の王毅外相とイタリアのディマイオ外相が会談し、来年の北京と2026年のミラノでの冬季オリンピック開催を互いに支援することで一致しました。また王毅外相は「五輪ボイコット論」に懸念を示しました。

 中国国営・新華社通信によりますと、29日の会談で王毅外相は台湾問題を念頭に「互いの核心的利益に関わる問題で尊重すべきだ」と述べ、ディマイオ外相も「イタリアは揺るぎなく一つの中国政策をとっている」と応じたということです。

 また、中国とイタリアが北京とミラノで冬季オリンピックを開催することについて、両者は相互に支援することで合意しました。

 一方で王毅外相は「イタリアがスポーツの政治化に反対するよう」求め、欧米を中心に相次ぐ北京五輪ボイコット論に警戒感を示しました。

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