中国外務省は国連安保理に対して北朝鮮への制裁を緩和するよう働き掛けていることについて「各国が早急に対話を起動させるよう雰囲気を作るためだ」と説明しました。
中国とロシアは国連安保理に北朝鮮に科せられている海産物などの輸出禁止や石油製品の輸入上限などの制裁措置を撤廃することなどを盛り込んだ決議案の提出を目指しています。
この動きについて、中国外務省は2日の会見で「国際的な制裁や新型コロナなどの要素で北朝鮮の経済と市民生活は多くのマイナス影響を受けている」としたうえで、アメリカなどを念頭に「安保理も北朝鮮への支持と支援に便宜を図るべきだ」と決議案の提出に理解を求めました。
また、制裁緩和への働き掛けは「各国が早急に対話を起動させるよう雰囲気を作るためだ」とも説明しています。
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