米国防総省 中国の軍拡「予想以上」報告書で危機感[2021/11/04 05:39]

 アメリカ国防総省は中国の軍事力に関する報告書の2021年版を公表し、予想を上回るペースで軍拡が進んでいると指摘しました。

 国防総省は3日に公表した中国の軍事力に関する報告書で、「今後10年間で中国は核戦力の近代化、多様化、拡大を目指している」と指摘しました。

 核弾頭の保有数は「2030年までに少なくとも1000発になる可能性がある」と見積もり、これまでの予想の2倍のペースで核開発が進んでいると懸念を示しました。

 また、2020年には極超音速兵器を搭載できる中距離弾道ミサイルを中国が初めて実戦配備したことや台湾有事の際には「第三国の介入を抑止する能力を強化し続けている」と指摘するなど、アメリカ側の強い危機感がにじむ内容となっています。

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