COP26「脱石炭」新たに23カ国表明 日中は加わらず[2021/11/05 06:25]

 気候変動に関する国際会議「COP26」で、新たに23カ国が石炭火力廃止を表明しました。利用を続ける方針の日本への批判が高まる可能性もあります。

 議長国イギリスにとって石炭全廃への道筋をつけることが今回のCOPで打ち出したい成果の一つでした。

 段階的に石炭火力を廃止するとした宣言には、日本が建設を支援するインドネシアやベトナムなど23カ国が加わりました。

 依存度が高い日本や中国は名を連ねず、足並みがそろったとは言い難い状況です。

 ただ、COP26のシャルマ議長は「石炭火力の終焉(しゅうえん)は目前に迫っている」と意義を強調しています。

 発電効率の高い石炭火力の導入などで理解を得たい日本ですが、全廃を表明する国が相次ぎ、国際社会からさらに厳しい目に晒される可能性もあります。

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