ミサイル訓練目的?中国の砂漠に米空母の実物大模型[2021/11/09 11:26]

 中国西部の砂漠に実物大のアメリカ軍の空母などを模したとみられる標的が設置されていることが分かりました。中国軍がミサイル発射の訓練目的で作った可能性があります。

 アメリカ海軍協会によりますと、中国の新疆ウイグル自治区にあるタクラマカン砂漠で、アメリカ軍の空母や2隻のミサイル駆逐艦の形に酷似した標的が設置されていることが、衛星画像で確認されたということです。

 1つの標的の下には75キロにわたってレールが敷かれていて、専門家は「動く標的のシミュレーションに利用するのではないか」と、中国によるより実践的な訓練の可能性を指摘しています。

 この地域では過去にも中国が弾道ミサイルの実験を行っていて、海軍協会は「中国がアメリカ海軍の効力を制限するための抑止力への投資を続けているようだ」と分析しています。

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