習近平体制強化へ 中国で40年ぶりに「歴史決議」[2021/11/12 06:22]

 中国共産党の重要会議で党の歴史を総括する「歴史決議」が40年ぶりに採択され、習近平国家主席が権力基盤をさらに固める狙いがあるとみられています。

 国営の新華社通信によりますと、11日まで行われた中国共産党の重要会議「六中全会」で、かつての指導者・毛沢東やトウ小平に次いで3度目となる「歴史決議」が採択されました。

 決議は党の創立以来100年の歴史を総括するもので、「六中全会」では共産党の歩みを振り返り、「中華民族の数千年の歴史で最も輝かしい」と評価しました。

 また、党の次の100年に向けて習主席を「核心」として団結するよう呼び掛けています。

 来年秋の共産党大会での異例の3期目入りに向けて、習主席の権力基盤をさらに固める狙いがあるとみられています。

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