ファイザー飲み薬 低・中所得国に特許料なしで供与[2021/11/17 11:41]

 アメリカのファイザー社は、開発中の新型コロナの飲み薬について緊急使用の許可を申請するとともに、低・中所得国で特許料なしで製造することを認めると発表しました。

 ファイザーは16日、新型コロナ治療薬の飲み薬「パクスロビド」について「リスクが高い患者に自宅での治療薬として処方され、重症化を防ぐ可能性がある」として、FDA=食品医薬品局に緊急使用の許可を申請しました。

 また、ファイザーは低・中所得国への供与を目的に国連が支援するNPO=非営利団体とライセンス契約を結んだことを明らかにしました。

 この合意によって各国の医薬品メーカーは、特許料の支払いなしでパクスロビドの製造が可能になり、世界95カ国、全人口の53%が低価格で購入できるようになります。

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