アメリカ議会「中国が台湾進攻の初期能力を獲得」[2021/11/18 07:12]

 アメリカ議会の諮問機関は中国軍が台湾進攻が可能な初期能力を獲得しつつあるとする報告書を発表しました。

 アメリカ議会の諮問機関「米中経済安全保障調査委員会」は報告書を発表し、中国軍が台湾を封鎖する能力やサイバー攻撃、ミサイル攻撃を仕掛ける能力をすでに獲得していると指摘しました。

 そのうえで、中国軍は台湾進攻の初期段階で2万5000人の部隊を台湾に上陸させる能力があるとしています。

 こうした本格的な台湾進攻作戦は中国にとって依然「ハイリスクな選択」だと指摘する一方、「アメリカの通常戦力だけで中国の指導者に台湾進攻を思いとどまらせることが出来るか不確実になっている」としています。

 また、台湾は過去数十年、軍事力への投資が不足してきたため、中国による海上封鎖に耐えられる物資の備蓄が充分ではないと指摘しています。

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