拉致問題など、北朝鮮の人権侵害を非難する決議案が国連の委員会で採択されました。北朝鮮の国連大使は「人権問題は存在しない」と反発しています。
国連総会で人権問題について議論する委員会は、17日、EU(ヨーロッパ連合)が提出した北朝鮮の人権侵害を非難する決議案を17年連続で採択しました。
決議案では、日本の拉致被害者の即時返還を求めたほか「被害者と家族の高齢化が進むなか、長年にわたり深刻な苦しみを経験している」として、重大な懸念を表明しました。
一方、北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は「存在しない人権侵害を議論している」と、決議案を拒否する姿勢を強調しました。
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