ベラルーシ国境に移民殺到 一部イラク航空機で帰国[2021/11/19 06:29]

 ベラルーシのポーランド国境に移民が殺到している問題で、イラク政府が、移民を帰国させるための航空機を派遣しました。

 イラク政府は、ベラルーシのポーランドとの国境に集まる移民のうち警備の厳しさや寒さで越境を断念した人に対し、無料で航空便を手配するとしていて、イラク・クルド人自治区のアルビルに18日、ベラルーシの首都ミンスクから移民およそ430人を乗せた航空機が到着しました。

 イラクメディアは立往生しているおよそ1万7000人の移民のうち、半数近くがイラクからで、そのほとんどがクルド人だと伝えています。

 イラク政府は今後も帰国を希望する移民を募り、国境の緊張緩和を図る考えです。

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