ルカシェンコ大統領 越境手助け「あり得る」[2021/11/20 19:33]

 中東からの大量の移民がベラルーシとポーランド国境で立ち往生している問題を巡り、ベラルーシのルカシェンコ大統領はベラルーシ当局が移民の越境を手助けした可能性を認めました。

 ルカシェンコ大統領はイギリスのBBCのインタビューで、移民がポーランド側に入ることをベラルーシの治安部隊が手助けしているとの指摘について「全くあり得ることだ」と述べました。

 そのうえで「誰かが助けたかもしれないが自分で調べるつもりはない」としました。

 また、ベラルーシで今年7月以降に270のNGO(非政府組織)が活動停止に追い込まれていることについて、ルカシェンコ大統領は「お前たち西側が資金援助してきたゴミみたいな連中は全員虐殺してやる」などと答えました。

 タス通信などによりますと、ルカシェンコ大統領はドイツのメルケル首相との電話会談で、ベラルーシ国内にとどまっている難民はおよそ7000人に上るとの認識を伝えています。

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