米 ワクチン接種が進んだ州での感染の増加が懸念[2021/11/23 09:30]

 新型コロナの新規感染者数が下げ止まりを見せているアメリカで、ワクチン接種が進んだ州での感染の増加が懸念されています。

 ニューヨーク州が20日に公表したデータによると、州の新型コロナの新規感染者は7日間平均で6100人近くに上り、前の週から22%増えていることが分かりました。

 この数字は4月中旬以来の高い水準で、入院患者も前の週から20%増えているということです。

 ニューヨーク州では人口の66%がワクチン接種を完了していますが、気温の低下に加え、クリスマスなどで屋内での接触が増えることによる感染の再拡大が懸念されています。

 ホークル・ニューヨーク州知事は16日の会見で市民にブースター接種を呼び掛けたほか、新規感染者数が減少傾向に転じなければ規制措置を考える必要があると警告しています。

 州の幹部からはホークル知事に新たな感染対策を打ち出すよう求める声も上がっています。

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