「ガソリン価格下がるはず」支持率低迷のバイデン氏[2021/11/24 11:56]

 石油放出を主導したアメリカのバイデン大統領は、ガソリン価格高騰への不満を受けて、対応を急いでいます。ワシントンから報告です。

 (小島佑樹記者報告)
 石油放出の発表後も原油価格は値上がりしました。それを受けバイデン大統領は「必ずガソリン価格は下がるはずだ」と訴えました。

 アメリカ、バイデン大統領:「時間はかかるが近いうちにガソリン価格が下がるはずだ。長期的にはクリーンエネルギーへの移行に伴い、石油への依存度が下がるだろう」

 バイデン大統領は、日本や中国、インドといったエネルギー大国を巻き込んだことで高い効果が得られると自信を示しています。

 その一方で、バイデン大統領の支持率は40%近くにまで落ち込んでいます。

 有権者の4割がガソリン価格の高騰の責任がホワイトハウスにある、とするデータもあります。

 先日のバージニア州知事選挙では、民主党の地盤でありながら、物価の高騰に不満を抱く無党派層が離れ、民主党候補が敗北しました。

 来年の中間選挙に向けてバイデン大統領は危機感を強めていて、今後もあらゆる手段を使ってガソリンや物価の引き下げを狙うとしています。

こちらも読まれています