中国 台湾企業に罰金「独立への援助は許されない」[2021/11/25 17:05]

 中国に複数の拠点を持つ台湾企業に対し、中国当局は85億円の罰金を命じました。当局の担当者は「大陸で金もうけをしながら台湾独立へ援助することは許されない」発言しています。

 中国当局は中国本土に複数の拠点を持つ台湾の財閥企業遠東集団に対し、約85億円の罰金と追徴金を科したと発表しました。

 中国本土で展開する化学繊維やセメントの生産事業に関して安全管理や税務上の法令違反があったということです。

 中国当局の担当者は「大陸で金もうけをしながら台湾独立分子へ資金援助することは許されない」と発言、遠東集団が台湾の一部の与党議員に対して過去に政治献金をしていたことを問題視したとみられます。

 台湾の蔡英文総統は「民主政治の発展を妨害しようとしている」「民主的で自由な台湾においてどの政党を支持するかは自由である」と反発しています。

画像:遠東集団HP

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