台湾　オードリー・タン氏「福島県の復興に全力」[2021/11/26 20:36]

　台湾で開かれた福島県産の食品などをアピールするイベントに閣僚のオードリー・タン氏が出席し、福島県のさらなる復興に力を尽くすと語りました。

　オードリー・タン氏：「（原発事故後、福島の若者が）故郷へ戻り、街を立て直した。ネットを通じて彼らの話を知り、とても感動しました。だから福島の復興の為に自分がやれることを全力でやります」

　台北市で26日、福島県の復興を伝え、台湾との交流を推進するイベントが開かれ、デジタル政策を担当する閣僚のオードリー・タン氏が出席しました。

　タン氏は過去に何度も日本を訪問していて、「台湾の人々には10年前の福島県の印象が残っています。来年、できれば私も福島へ行きたい」と思いを語りました。

　台湾はTPP（環太平洋経済連携協定）への加入を申請していて、福島第一原発事故以降、規制が続いている福島産の食品の輸入再開を検討しています。

　ただ、現地メディアの世論調査によると、半数以上がこの規制の解除に反対しているということです。