「オミクロン」命名は習近平氏に配慮か?WHOが回答[2021/11/29 07:39]

 WHO(世界保健機関)は、新型コロナウイルスの新たな変異株をオミクロン株と名付けたことが中国への配慮だと指摘されたことについて、ガイドラインに従ったと明らかにしました。

 WHOは、ギリシャ文字のアルファベットから順に新たな変異株の名前を付けていて、今回は15番目の文字の「オミクロン」と名づけました。

 しかし、これまで使われていたのは12番目の「ミュー」までで、「ニュー」と「クサイ」は飛ばされた形になりました。

 「クサイ」は英語では「xi」と書き、中国の習近平国家主席の習と同じつづりになることから、WHOが中国に配慮して「クサイ」を除外したと一部で指摘されていました。

 WHOは28日、ANNの取材に対し、「ニュー」は英語で新しいを意味する「new」と混同しやすく、「クサイ」は一般的な名字であるため使用しなかったと答えました。

 命名の際には地名や人名を使わないよう定めるガイドラインがあり、「これ以上のものではない」と説明しています。

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