オミクロン株「深刻な懸念」北朝鮮メディア[2021/11/29 12:00]

 北朝鮮メディアは新型コロナのオミクロン株を「深刻な懸念」としたうえで、「国家非常防疫に総力を集中する」と報じました。

 朝鮮中央通信は29日、オミクロン株について「デルタ株より感染力が5倍強く深刻な懸念だ」と言及し、ウイルスの侵入を防ぐため、「国家非常防疫の徹底に総力を集中している」と強調しました。

 強い警戒感の背景には国境封鎖に伴い長引く物資の枯渇と脆弱(ぜいじゃく)な医療体制があるとみられています。

 今月に入り中朝国境では動きが活発化するなど、北朝鮮が近く国境封鎖を一部解除するのではとの見方も出ていましたが、オミクロン株の登場で今後もしばらくは続く見込みです。

 北朝鮮はこれまで新型コロナの感染者はいないと主張し続けています。

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