イランと米 核合意復活に向け5カ月ぶりに協議再開[2021/11/30 07:16]

 イランとアメリカの核合意の復活へ向けた間接協議が5カ月ぶりに再開されました。強硬派のライシ師がイラン大統領に就任して初めての協議となりますが、難航が予想されます。

 29日、オーストリアのウィーンで始まった間接協議はイランとアメリカが直接対面することなく、ヨーロッパ諸国やロシア、中国が仲介する形で進められました。

 8月に誕生した保守強硬派のライシ政権下では初めての協議となります。

 イラン側の発表では協議の中で「抑圧的なアメリカの制裁をすべて解除することを交渉の最重要事項とすべきだ」と求めたということです。

 その一方、西側諸国からは「イランが自身の立場を堅持する姿勢では進展はない」との声が上がっていて、今後、交渉は難航することが予想されています。

 ウィーンでの間接協議は、30日以降も断続的に開かれる見込みです。

こちらも読まれています