アフリカ南部の“孤立” 国連総長が「深く懸念」[2021/11/30 11:29]
オミクロン株が確認された南アフリカなどに渡航制限が広がっていることに対して、国連のグテーレス事務総長がアフリカの国々の孤立に深い懸念を表明しました。
国連事務総長報道官:「事務総長は、新たな入国制限でアフリカ南部の国々が孤立することを深く懸念しています」
グテーレス事務総長は29日、報道官を通じた声明で、アフリカでワクチンの接種率が低いことについて、「不道徳に非難するべきではない」と指摘しました。
「南アフリカが新たな変異株を特定し世界に共有したことで罰せられるべきではない」とも述べ、渡航者に複数回の検査などで制限の緩和を検討するよう訴えました。