新変異株には「追加接種を」 米大統領が呼び掛け[2021/11/30 15:40]

 アメリカのバイデン大統領は新型コロナウイルスの「オミクロン株」について、一定程度の有効性があるとして、ワクチンの接種を改めて呼び掛けました。

 アメリカ、バイデン大統領:「新たな変異株に対するベストの対抗策はワクチン接種を完了することと、追加接種を受けることだ」

 バイデン大統領は、さらに「懸念はあるが、パニックになる必要はない」と呼び掛けました。

 入国制限の拡大は現時点で考えていないとし、感染状況を注視する考えを示しました。

 さらに、ロックダウンなど国内での行動制限は不要だとし、接種の他に屋内でのマスク着用を呼び掛けました。

 一方、ホワイトハウスのサキ報道官は29日の会見で、オミクロン株の分析に2週間ほどかかるとの見通しを示しました。

 そのうえで、ワクチンの改良など追加措置が必要かどうか判断するとしています。

 一方、29日から始まった南アフリカなどからの入国制限については「感染拡大の防止が目的ではなく、拡大のスピードを落とすため」だとしています。

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