“子ども連れ去り”容疑 仏当局が日本人妻に逮捕状[2021/12/02 11:10]

 フランス人の夫に子どもを会わせないのは連れ去りの疑いがあるとして、フランスの司法当局が、日本人の妻に対して逮捕状を出しました。

 日本に住むフランス人、ヴァンサン・フィショさんによりますと、日本人の妻は2018年、結婚生活の破綻に伴い、子ども2人を連れて家を出ていきました。

 3年以上、子どもの消息が分からない状況となり、フィショさんはこの夏、東京オリンピック近くの会場でハンガーストライキを行いました。

 おととしには、パリで刑事告訴していましたが、フランスの司法当局が10月末、未成年者略取などの疑いで妻の逮捕状を出したことが分かりました。

 ヴァンサン・フィショさん:「もし、妻に親権を与えるということになれば、拉致と虐待の容疑で国際逃亡中の人物に与えることになる。ちょっと変ではないですか」

 AFP通信によりますと、妻の弁護士は「法廷外で争うつもりはない」とコメントしたということです。

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