安倍元総理の発言で中国が抗議 日本大使は反論[2021/12/02 11:09]

 安倍元総理大臣の台湾を巡る発言について、中国外務省が日本側に申し入れを行ったことに対し、垂駐中国大使は「中国側の一方的な主張は受け入れられない」と反論しました。

 安倍元総理は1日、台湾の与党議員らのオンラインイベントで「台湾有事は日本有事で日米同盟の有事でもある」などと述べました。

 この発言を受け、中国外務省は1日、日本の垂駐中国大使を呼び出し「誤った発言で中国の内政に乱暴に干渉し、台湾独立勢力の肩を持った」などと非難しました。

 一方、垂大使は安倍元総理は政府を離れているとしたうえで、「台湾を巡り、日本国内にこうした考え方があることは中国として理解する必要がある」と反論しました。

 さらに、「中国側の一方的な主張については受け入れられない」と強調しました。

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