韓国 コロナ規制強化検討も実効性ある対策は見送り[2021/12/03 16:20]

 韓国政府は新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、飲食店の営業時間の制限などを検討したものの、自営業者の強い反発を考慮し見送りました。

 韓国では先月から経済との両立を目指す「ウィズコロナ政策」に転換した結果、今月1日の感染者は5000人を超え、重症者も連日、過去最多となっています。

 このため、政府は来週から会食などの人数をソウルなど首都圏は6人、その他は8人までに制限します。

 また、飲食店などでは従来の来店記録に加え、いわゆる「ワクチンパス」の提示を義務化します。

 一方で、営業時間への制限は見送られ、また、成人のほとんどがすでに2回の接種を終えていることから、主な感染原因として指摘される会食などの抑制効果は限定的とみられます。

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