中国外相 米主催「民主主義サミット」を批判[2021/12/05 20:04]

 中国の王毅外相はアメリカが9日と10日に開催する「民主主義サミット」について、「目的は民主主義ではなく覇権だ」などとする独自の主張を展開しました。

 王毅外相は3日のパキスタンとの外相会談の席で、アメリカが主催する「民主主義サミット」について触れ、「民主主義の看板を掲げて世界の覇権的地位を守り、他国の内政に干渉している」と批判しました。

 また、「アメリカが民主主義の手本だと認めるかどうか各国に聞けば、気まずい結果になる」との見方を示しました。

 その一方で、「中国は自国の民主主義に自信を持っている」とし、「人々の幅広い支持を得ている」と主張しました。

 中国は100カ国以上が参加するとみられる「民主主義サミット」に警戒感を強めていて、連日のように批判を繰り返しています。

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