ミャンマー スー・チー氏の刑期半分に 国営テレビ[2021/12/07 02:04]

 ミャンマー国軍統制下での裁判で禁錮4年の判決を言い渡されたアウン・サン・スー・チー氏について、判決後に一転して禁錮2年に減刑されたと国営テレビが報じました。

 ミャンマーの国営テレビは6日夜のニュース番組で、2つの罪で禁錮4年の判決を言い渡されていたスー・チー氏について、禁錮2年に減刑されたと伝えました。

 暫定政府の首相で国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官が減刑を指示したということです。

 減刑の理由は明らかにされていません。

 スー・チー氏のこれまでの裁判は非公開で行われ、弁護団がメディアに対し裁判の情報を公表することを当局から禁じられるなど十分な情報開示が行われていません。

 こうしたなかでの刑期短縮の発表は、国際社会や国民からの批判をかわしたい狙いもあるとみられます。

 ただ、スー・チー氏は他にも汚職防止法違反など複数の容疑で訴追されていて、今後の判決によっては最終的な量刑が長期にわたる可能性があります。

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