香港のオミクロン株感染は空気感染 香港大学[2021/12/08 20:00]

 香港で最初に発生したオミクロン株による感染は、空気感染の可能性が最も高いことが香港大学の検証で明らかになりました。

 地元メディアによりますと、11月30日に香港で初めてオミクロン株の感染が確認された南アフリカとカナダからの旅行者について、香港大学が感染症例の調査を行いました。

 その結果、「空気感染が起こった可能性が高い」と結論付け、CDC(アメリカ疾病対策センター)が発行する学術誌で発表しました。

 旅行者2人は隔離中のホテルの部屋から出なかったことが確認されたことから、食事の受け取りや検査でドアを開けた時にウイルスが拡散し、空気感染した可能性が最も高いと結論付けています。

 また、研究ではオミクロン株にはワクチンで作られた抗体をすり抜ける性質がある「変異したたんぱく質」が多く含まれていると指摘しています。

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