中国・恒大に“部分的デフォルト”格付け大手が認定[2021/12/09 23:25]

 経営危機に陥っている中国の不動産大手「恒大集団」について、大手格付け会社は部分的なデフォルト(債務不履行)の状態にあると認定しました。

 大手格付け会社のフィッチ・レーティングスは9日、恒大集団が6日に最終期限を迎えた利払いを実施しなかったことを受け、格付けを引き下げて部分的なデフォルトに陥ったと認定しました。

 フィッチ側は利払いの状況について恒大集団に確認を試みましたが、返答が得られなかったということです。

 恒大集団を巡っては、今月に入り本社のある広東省当局が作業チームの派遣を発表したほか、国営企業の幹部を含む「リスク管理委員会」が社内に設置されるなど当局による関与が本格化しています。

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