民主主義サミットは「反民主主義的」中国が非難[2021/12/12 07:00]

 アメリカが主催した「民主主義サミット」が閉幕したことを受け、中国外務省は「反民主主義的」なものだと非難しました。

 110の国と地域が参加した「民主主義サミット」について、中国外務省は11日に報道官談話を発表し、「アメリカの行為は時代の流れに逆らい国際社会の反対にあっている」としました。

 そのうえで「イデオロギーで線引きし、民主主義を名目に反民主主義的なことをした」とし、分裂や対抗を煽ったと指摘しました。

 さらに、アメリカの民主主義について他国を干渉するための「大量破壊兵器だ」との表現を使って反発しました。

 中国メディアも連日「民主主義サミット」への批判を展開していますが、中国の権威的な体制や覇権的な振る舞いに国際的な非難が高まる現状には一切触れていません。

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