観光列車で活躍…日本の鉄道車両がタイで“再就職”[2021/12/13 17:17]

 国鉄時代に開発され、JR北海道が運行していた中古の鉄道車両が譲渡先のタイに到着しました。今後、タイの国内で観光列車などとして活用されます。

 タイに到着したのは旧国鉄時代に製造され、JR北海道で運行されたキハ183系の鉄道車両17両です。

 タイ国鉄によりますと、製造から30年を超え、2016年ごろに引退した車両をタイ国鉄が代理店を通して無償で譲り受けました。

 日本からの輸送費およそ1億4000万円は、タイ側が負担したということです。

 タイ・国鉄担当者:「この車両を活用した様々な市民へのサービスが収益につながることを期待している」

 観光列車や旅客列車として活用するため、早ければ来年にも改修が始まる計画ですが、タイ国鉄は改修を控えた日本の鉄道車両を複数抱えていて、予算の確保など、国内手続きの長期化が課題となっています。

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