ミャンマー人カメラマン 治安当局の拘束中に死亡か[2021/12/16 10:10]

 クーデター以降、国軍の統制が続くミャンマーで、取材中に拘束されたミャンマー人カメラマンが死亡しました。拘束中の報道関係者が死亡するケースが明らかになったのは初めてです。

 現地メディアなどによりますと、治安当局に拘束されていたミャンマーのフリーカメラマン、ソー・ナイン氏が14日、死亡しました。

 ソー・ナイン氏は10日、最大都市ヤンゴンで民主化を求める市民らが外出を控え国軍に抗議の意思を示す活動を取材していたところ、別のカメラマンとともに拘束されていました。

 死亡の経緯は明らかになっていませんが、現地メディアは知人の話として、ソー・ナイン氏が治安当局の取り調べ中に死亡したと伝えています。

 国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」は、ミャンマーで記者に対する脅威が強まっていると非難し、国軍に対する新たな制裁が必要だと訴えています。

こちらも読まれています