駐日中国大使 人権問題は「事実なら受け入れる」[2021/12/16 19:30]

 中国の孔鉉佑駐日大使は国際社会の批判が強まる人権問題について「事実に基づくならば、謙虚に受け止める」との考えを示しました。

 メディア関係者を前に講演した孔鉉佑駐日大使はアメリカ主導の「民主主義サミット」について触れ、「対抗と分断をあおり立てている」と改めて反発しました。

 一方で、香港や新疆ウイグル自治区などの人権問題については「客観的事実に基づく建設的な批判なら謙虚に受け止める」「中国も人権で完璧な国ではない」などと述べ、国際社会の懸念に対処する姿勢も示しました。

 一方で「各国の国情に沿った民主主義がある」「民主主義の良し悪しを判断するのは、その国の国民だ」と強調し、中国の立場に理解を求めました。

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