米国政府による制裁に中国が対抗措置[2021/12/21 20:30]

 アメリカ政府が人権問題を理由に中国の高官らに制裁を科したことについて中国外務省は、アメリカ政府機関のメンバー4人を入国禁止にするなどの対抗措置を発表しました。

 アメリカ国務省と財務省は今月10日、新疆ウイグル自治区で人権侵害に関わったとして中国の当局者ら4人に入国禁止などの制裁措置を取りました。

 これについて、中国外務省は21日の会見で「新疆の人権問題を口実に違法な制裁を科した」と主張し、反外国制裁法に基づいて同等の対抗措置を取ると発表しました。

 アメリカの政府機関「国際宗教自由委員会」のメンバー4人に対して中国への入国を禁止し、国内の資産を凍結するということです。

 また、「アメリカは制裁を取り消し、中国の内政問題への干渉をやめるべきだ」としています。

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