香港 民主運動の象徴「国恥の柱」撤去 香港大学の理事会で決定[2021/12/23 15:30]

 中国の天安門事件で犠牲となった人々を追悼するため香港大学の中に設置されていた「国恥の柱」と呼ばれる像が撤去されました。

 高さ8メートルの「国恥の柱」は、1989年に起きた天安門事件で犠牲となった民主派の活動家を追悼するために作られました。

 1997年から香港大学に設置されていて、香港での民主運動の象徴となっていましたが、22日夜に撤去され解体されました。

 撤去は22日に開かれた香港大学の理事会で決定されました。

 大学は「全体的な利益のためにこの決定を下した」「大学はいかなる個人または組織によってもこの像をキャンパス内に設置することを承認したことはない」と声明を出しています。

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