米 禁錮110年の被告に減刑求める署名480万筆[2021/12/25 10:34]

 アメリカのコロラド州で4人が死亡した28台の玉突き事故で、禁錮110年を言い渡された運転手の被告について「車の整備不良が原因」と減刑を求める署名が480万筆以上も集まりました。

 コロラド州の裁判所は13日、ロヘル・アギレラ=メデロス被告(26)に危険運転による殺人など27件の罪で禁錮110年を言い渡しました。

 裁判所は「州法が定める量刑の下限だ」と説明しています。

 アギレラ=メデロス被告が運転していたトラックは2019年4月、コロラド州の高速道路で28台が絡む玉突き事故を起こし、4人が死亡し、6人がけがをしました。

 アギレラ=メデロス被告は当時、警察の調べに「ブレーキが故障した」と供述していました。

 110年の禁錮刑の判決に、インターネット上では「トラックを管理していた運送会社が責任を取るべきだ」などの批判が殺到し、コロラド州のポリス知事などに減刑を求める署名が480万筆以上集まりました。

 これを受けてポリス州知事は減刑について検討するとしています。

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