米の新疆ウイグル輸入禁止法に中国綿花生産者が反発[2021/12/27 11:30]

 アメリカで強制労働などを理由に、新疆ウイグル自治区からの輸入を禁じる法律が成立したことに対し、中国の綿花生産者らで作る団体は「労働者の権利を保護してきた」と反発しました。

 アメリカのバイデン大統領は23日、中国政府による人権弾圧を理由に、新疆ウイグル自治区からの輸入を全面的に禁じる法案に署名しました。

 「ウイグル強制労働防止法」は、来年6月に発効します。

 これに対し、中国綿花協会は今月25日、声明を発表し「アメリカの行為は、中国の綿紡績産業に悪影響を及ぼす」と批判し、「世界の生産と貿易秩序に深刻な混乱をもたらす」と指摘しました。

 また、強制労働の指摘を念頭に「中国の綿花産業は、一貫して労働者の権利を保護してきた」と主張しました。

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