「食料買えない」「武漢と同じだ」約1300万人“ロックダウン”で混乱 中国・西安[2021/12/29 19:45]

 約1300万人の全住民が事実上のロックダウンに入った中国の西安では、物流や供給網が混乱して食料品を買えない人が相次ぐなど市民生活に大きな影響が出ています。

 外出を禁止された西安の住民が28日夜、SNSに投稿した画像です。冷蔵庫には果物がわずかと調味料しかありません。

 陝西省西安市では全住民の外出禁止措置から1週間が経ちますが、直近の4日間連続で一日あたりの新規感染者が150人を越え、拡大に歯止めが掛かっていません。

 地元政府は27日から対策をさらに強化して事実上のロックダウンを決め、これまで許可していた2日に1回の買い出しも禁止しました。

 西安では買い占めや供給網の混乱も起きていて、ネット上には「食料品が買えない」「武漢の時と同じだ」との声が相次いでいます。

 地元政府は28日夜から食料品の配布を始めていて、混乱した事態の収拾に躍起になっています。

こちらも読まれています