米「クルーズ船旅行避けて」感染者2週間で31倍に急増　警戒レベルは“最高水準”[2021/12/31 11:22]

　アメリカのCDC＝疾病対策センターはクルーズ船で新型コロナの感染者が急増しているとして、ワクチンの接種状況にかかわらずクルーズ船での旅行を避けるよう呼び掛けました。

　CDCは30日、クルーズ船での旅行を巡り、新型コロナの警戒レベルを最高水準の「かなり高い」に引き上げました。

　ワシントン・ポストなどによりますと、12月15日から29日までの2週間で、アメリカの海域で運航するクルーズ船で確認された感染者は5013人に上り、その前の2週間に比べおよそ31倍に急増したということです。

　こうした状況を受け、CDCは「ワクチンを接種していても感染や感染を広げるリスクがある」として、ワクチンの接種状況にかかわらずクルーズ船での旅行を避けるよう国民に呼び掛けました。