オーストラリア政府に入国を拒否された男子テニスのノバク・ジョコビッチ選手が決定を不服として訴えた裁判で、裁判所はビザを取り消した政府の決定を破棄する判断を下しました。
ワクチン接種免除を巡るジョコビッチ選手の入国拒否の決定に対する審理は10日、メルボルンで開かれました。
現地メディアによりますと、裁判所はオーストラリア政府がジョコビッチ選手のビザを取り消した決定を破棄し、速やかにジョコビッチ選手を解放するように命じました。
ジョコビッチ選手はワクチン接種免除に関して書類の不備を理由に入国を拒否され、難民などの臨時収容施設として使われているホテルで待機していました。
今回の決定により、ジョコビッチ選手は17日に開幕する全豪オープンに出場できる見込みとなりました。
一方、現地メディアは政府側の弁護士の話として、移民・市民権大臣が再びジョコビッチ選手のビザを取り消すことを検討する可能性があると伝えています。
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