中国が「ジェノサイド」 仏下院が非難決議[2022/01/21 01:56]
フランス下院は中国がウイグル族に対してジェノサイドを行っているとして非難する決議を採択しました。
北京オリンピックまで2週間ほどとなるなか、フランス下院で20日、決議案がほぼ全会一致で採択されました。
決議では、中国が新疆ウイグル自治区でウイグル族を根絶しようという意図で強制労働や強制不妊などを行っていると指摘しました。
それらが「人道に対する罪」や「ジェノサイド」にあたると認定したうえで、同様に政府にも公式に認めるよう求めています。
一方、フランスにある中国大使館は決議に対し、「意図的な誹謗中傷で、内政干渉だ」と反発する声明を出しました。
新疆ウイグル自治区については「民族や人権ではなく、テロとの戦いという問題だ」と主張しています。