中独外相会談 環境問題で協力も…人権問題では溝[2022/01/21 23:20]

 中国の王毅外相とドイツのベアボック外相がオンラインで会談し、環境問題での協力などで一致する一方、人権問題では溝が浮き彫りとなりました。

 中国外務省の発表によりますと、20日の会談で王毅外相は今年が両国の国交樹立から50周年だと指摘し、「社会制度の違いを超えた協力者になる」ことが重要だと訴えました。

 また、「対話と協力を強化すべき」としました。

 一方、会談の後ドイツ外務省は「中国との協力は環境問題などの分野で重要だ」との考えを示しました。

 ただ、「協力の基礎となるのは国際法の尊重とルールに基づいた国際秩序だ」と強調し、会談では「根本的な意見の違いが存在する人権問題についても話し合われた」と発表しました。

 中国側は、この点について公表していません。

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