仏ロが電話会談 プーチン氏、米の回答に不満[2022/01/29 06:51]

 緊迫するウクライナ情勢を巡り、ロシアのプーチン大統領はアメリカなどについて「ロシアの基本的な懸念を考慮していない」と不満を述べました。

 プーチン大統領は28日、フランスのマクロン大統領との電話会談に臨みました。

 ロシアが求めるNATO(北大西洋条約機構)の拡大停止について、アメリカやNATOは拒否する回答を出していました。

 ロシア大統領府によりますと、この回答についてプーチン大統領は、会談で「ロシアの基本的な懸念を考慮していない」と不満を示し、内容を精査して次の行動を決めると話したということです。

 回答が出て以降、プーチン氏の考えが伝えられたのは初めてです。

 一方、フランス大統領府はマクロン大統領が「ロシアは国家主権の原則を尊重する必要がある」と応じたことを明らかにしました。

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